私が関わっている児童の中に、小学校高学年の軽度知的障害のある子がいます。
その子は本当に優しい子です。年下の子にちょっかいを出されても怒ることなく、ふざけて受け止め、時には自分より小さい子の面倒まで見てあげています。
一方で、学力面を見ると苦手な部分が多くあります。
掛け算の九九を間違えてしまったり、時には足し算が分からなくなってしまうこともあります。分数の通分の問題に1週間取り組みましたが、分母と分子を別々の数字で掛けてしまうなど、そもそもの理解に至っていない様子が見られました。掛け算自体の概念が十分に身についていないため、分数を理解することが難しいのだと思います。
こうした姿を見ていると、「IQとは何なのだろう」と考えさせられます。
IQ検査だけでは測れないものが確かにありますが、それでも専門家が長年研究を重ねて作ってきた評価基準は、とても重要なものだと感じています。IQを手がかりにすることで、「なぜ勉強が難しいのか」「なぜ今のパーソナリティに至っているのか」といった、土台となる部分のヒントが見えてくることがあるからです。
正直に言うと、私自身この分野の知識は、20年ほど前に学校で学んだ、わずかな記憶しかありませんでした。
そこで、改めて学び直そうと思い、手に取ったのが『境界知能の子どもたち』という本です。https://amzn.to/4k2orur
この本では、境界知能の人たちの生きづらさをはじめ、知的障害のある児童についても詳しく書かれています。境界知能の子どもたちは、支援級に行かず普通級で過ごせることも多いのですが、それは決して楽なことではありません。授業についていけない、友達とうまく関われない、感情表現が苦手といった困難を抱えながらも、周囲に理解されにくい辛さがあります。
そうした姿が「性格の問題」として片づけられてしまうことも少なくありませんが、それは早計だと本書では指摘されています。著者は、記憶、言語理解、注意、知覚、判断といった認知機能の弱さが背景にあり、それらはトレーニングによって改善していく可能性があると述べています。
私自身、児童に対して認知機能のトレーニングを行っていますが、この本を読んだことで、その内容や関わり方を改めて見直す良いきっかけになりました。
これまで以上に、一人ひとりを丁寧に観察し、より良い支援ができそうな気がしています。
明日からも、また現場で頑張ります。
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